T字カミソリを使った正しい髭の剃り方を知らない人って、実は多いんです。なんとなく覚えた剃り方で、毎朝のシェービングをしている人も多いのではないでしょうか?
正しい剃り方をしていないと、T字カミソリはすぐに傷んでしまいますし、肌も傷つき荒れやすくなってしまいます。
そこでこの記事では、一般的に正しいとされているT字カミソリを使用した髭の剃り方に、当サイト独自のテクニックを織り交ぜて紹介します。
多少面倒なテクニックもありますので、実践できる内容だけ取り入れて、肌荒れの少ないツルツルで爽やかなフェイスを手に入れましょう!
T字カミソリで髭を剃る前に知っておきたい3つのこと
まず初めに、T字カミソリで髭を剃る前に知っておきたい事を3つ説明します。とくに難しい内容ではないので、軽く流しながら読んでみてください。
【1】自分の髭の特徴を知る
- 髭の生え方
- 髭の濃い部分や薄い部分
- 生えている角度
長年、髭を剃っていると自然と覚えてくることでもありますが、自分の髭の特徴を覚えましょう。例えば、薄く生える部分は剃る時の往復回数を少なくできますよね。また、生えている角度は部位により微妙に違います。
すべて上から下に生えているわけではなく、微妙に斜めだったりします。生えている角度を知ることは、T字カミソリの刃を滑らす時に、肌を傷めにくい角度を知る事ができます。
【2】基本は横剃りを意識する
髭の剃り方は、大きく分けると3つあります。各剃り方の特徴と、肌への優しさや深剃り性能に関しては、次のようになります。
- 順剃り)主に上から下へ、髭の生えている方向に剃る
- 逆剃り)主に下から上へ、髭の生えている方向に逆らって剃る
- 横剃り)主に左から右へ、生えている方向の横から剃る
剃り方 | 肌への優しさ | 深剃り |
順剃り | ◎ | △ |
逆剃り | △ | ◎ |
横剃り | 〇 | 〇 |
表を見てもらえるとわかりますが、順剃りは肌に一番優しい剃り方ですが、深剃りができません。逆剃りは深剃りはできますが、肌への負担は一番大きくなっています。
そして横剃りは横から剃るため、順剃りと逆剃りの中間になります。そこそこ肌にやさしく、深剃りもできます。もちろん、部分的には順剃りや逆剃りを混ぜる事も大切なので、基本的な剃り方を横剃りにする事を覚えましょう。
【3】可能であれば剃る前に髭を柔らかくする
床屋や美容院で使われているクリームも髭を柔らかくするために温められている
剃る前に髭を柔らかくすると、色々とメリットがあります。刃が傷みにくくなり長持ちし、より深剃りができ、肌へのダメージも軽減できます。
髭を柔らかくする具体的な方法は、蒸しタオルを用意して顔に2-3分当てます。髭を温めて水分を含めると柔ららかくなり、より剃りやすくなるわけです。
毎朝の忙しい時間帯にできる事ではありませんが、より深剃りと肌へのダメージを減らしたい人は、ぜひ実践してみてください。
蒸しタオルの簡単な作り方は、熱湯で濡らしたタオルを軽く絞るか、水で濡らしたタオルをレンジで1分程度暖めます。熱湯で作る方法が簡単でおすすめですよ。
T字カミソリで髭を剃ろう!正しいシェービング手順
お待たせしました。それではさっそくT字カミソリを使用した髭の剃り方を紹介します。主に次のような流れで剃っていきます。
- 顔を洗う
- シェービングフォームを塗る
- 好きな部位から剃っていく
- 具体的なシェービング方法
- T字カミソリを小まめに洗う
- 手順4と5を繰り返して必要に応じてシェービングフォームを塗る
- 横剃りを基本として順剃りや逆剃りを駆使して髭を剃る
- 剃った後はアフターシェービングで潤いを与える
【手順1】顔を洗う(プレシェービング)
朝起きたら、いきなりシェービングフォームを塗って髭剃りを始める人がいますが、これはNGです。顔に付着したゴミやホコリ、剥がれた皮膚の皮などがあると、刃がすぐに傷んでしまいます。
髭を剃る前は、必ず顔を洗いましょう。汗や油を取り除く事で刃の滑りもよくなり、よりスムーズなシェービングが可能になります。この髭を剃る前の準備をプレシェービングといいます。
【手順2】シェービングフォームを塗る
顔を洗った後は、シェービングフォームを塗りましょう。もし蒸しタオルを当てるなら、シェービングフォームを塗る前がベストですね。
シェービングフォームは塗っておくだけで、髭を柔らかくしたり肌を保湿してくれる効果があります。髭を剃る部位全体に塗りましょう。
【手順3】好きな部位から剃っていく
「どこから剃るのが正解なのか?」と考える人も多いでしょうが、これは特に正解がありません。あなたが剃りやすい部位から剃っていきましょう。
僕は、モミアゲの下→頬っぺた→鼻の下→唇の下→アゴ全体という流れで剃っています。
【手順4】具体的なシェービング方法
髭を剃っていると・・・
「どれくらいの速度で刃を動かしたらいいのか?」「どれくらいの力で肌へ押し当てたらいいのか?」という疑問がでてくることがあります。こちらもとくに正解はないのですが、ジレットの動画を見てもらえると、わかりやすいですね。
基本的には、軽く押し当てながら優しくストロークします。深剃りしたい気持ちがあると、グッと力を入れて押し当てながら素早く動かしたくなりますが、肌には良くありません。
ただ、あまりに軽く押し当てすぎると深剃りできませんし、ゆっくり刃を動かしすぎると髭は引っかかります。動画のように、適度に肌に密着させながら自然にストロークしましょう。
【手順5】T字カミソリを小まめに洗う
一度剃りだしたら最後まで剃りきる!という人も多いかもしれませんが、髭が詰まった状態のT字カミソリを使うと、深剃りできない事や肌荒れにもつながります。また、刃も傷みやすくなるため良い事はひとつもありません。
よって、髭剃りをしている間も小まめにT字カミソリを洗うようにしましょう。モミアゲを剃ったら洗う…鼻の下を剃ったら洗う…という感じです。
別の部位を剃る時は、目詰まりしていない綺麗な状態のT字カミソリを使うように心がけましょう。
【手順6】手順4と5を繰り返して必要に応じてシェービングフォームを塗る
手順4と手順5を繰り返しながら、顔全体を剃っていきます。注意点として、同じ場所を何度か往復して剃っているとシェービングフォームが乾いてくることがあります。
そんな時は、シェービング中でも必ず再度塗ってから剃るようにしてください。「まだなんとなく泡やジェルが残っているから…」と油断して剃ると、思わぬ出血に繋がりますのでご注意ください。
【手順7】横剃りを基本として順剃りや逆剃りを駆使して髭を剃る
T字カミソリで髭を剃る前に知っておきたい3つのことでも解説しましたが、横剃りを基本として、部位によって順剃りや逆剃りをして、剃り残しがないようにシェービングしましょう。
モミアゲの下などは横剃りや順剃りで剃り、青髭を目立たせたくない部位は逆剃りをしてなるべく深剃りしたりと、剃り方も使い分けます。
ただ、肌の荒れ具合などもあるため、剃り方はあなた自身が決めるようにしてください。肌が弱い人はすべて順剃りでもかまいません。
【手順8】剃った後はアフターシェービングで潤いを与える
髭剃りが終わったあとは、保湿剤や化粧水、専用のアフターシェービングジェルを付けて、肌に潤いを与えます。
髭剃りのあとの肌はとても荒れていて、保湿しないと肌荒れやデキモノ、ニキビの元になります。顔を洗うだけでなく、必ず保湿するようにしましょう。
青髭を目立たなくしよう!明日からできる深剃りテクニック3選!
青髭が目立つからとにかく深剃りしたい!というのは、男であれば誰でも思いますよね。この項目では、すぐに実践できる深剃りのテクニックを3つ紹介しましょう。
変顔をして肌を伸ばす
自然とできている人もいますが、変顔とは鼻の下を伸ばしたり、上を向きながらアゴを伸ばすことです。肌を伸ばすことで、より髭が立った状態で剃ることができ、深剃りできます。
ただ、肌が突っ張った状態で剃るため、普通に剃るよりも荒れやすくなるのがデメリットです。
指を使い肌を伸ばす
変顔のほかに、指を使って肌を伸ばす方法があり、”張り手”と言います。主にアゴのラインを伸ばすのに使えるテクニックです。
アゴは骨格によってはデコボコで剃りにくい事がありますので、張り手を使って平らにすることで、深剃りができます。
左右から横剃りをする
横剃りは右利きの人であれば左から右へ剃りますが、左から右だけでは髭が生える角度などにより、微妙に剃り残しが発生します。剃った後、実際に指を右から左に滑らすと、若干チクチクする事に気づくでしょう。
そこで、鼻の下などは左から右だけでなく、右から左にも剃ってあげると、剃り残しのない深剃りができます。ぜひ試してみてください。
まとめ
T字カミソリを使用した正しい髭剃りと深剃りのテクニックを紹介しました。ちょっと面倒に思えるテクニックもありますが、しっかりと実践すれば次のようなメリットがあります。
- T字カミソリが長持ちして財布にやさしい
- カミソリ負けが少なく肌が荒れにくい
- より深剃りできて青髭が目立たない
剃り残しのない清潔感のある顔は、だれが見ても好印象です。ちょっと若く見られることもありますので、ぜひ当記事を参考にして、正しいシェービングをマスターしてください。
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