T字カミソリの替刃の交換時期ってイマイチわかりませんよね。一応使えるから…という理由で、1年も2年も使い続けている人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと、髭の濃さや使用頻度によって寿命は変わりますので、替刃の交換時期に決まりはありません。ただ、ある程度の目安は存在します。
そこでこの記事では、T字カミソリの替刃の一般的な交換時期や寿命の見方、各メーカーから推奨されている交換時期の目安、替刃を長持ちさせるコツやテクニックを紹介したいと思います。
「どのタイミングで新しい替刃に交換したらいいんだろう？」
「一般的に替刃交換の目安ってどれくらい？」
「すぐに替刃が傷むから長持ちさせる方法ないかな…」
こんな疑問を持っている人の手助けになればと思いますので、ぜひ参考にしてください。
各メーカーが推奨するT字カミソリの替刃交換時期
ジレット、シック、フェザー、貝印の各社が推奨する、T字カミソリの替刃交換時期をまとめました。
ジレットは最長で1ヶ月またはスムーサーの色で判断する
ジレットの替刃交換時期は、メーカーとしては最長でも1ヶ月での交換を奨めています。また、スムーサーの色が白っぽくなったら交換の目安としていますね。
ジレット フュージョン プログライド替刃は、どのぐらいの期間で交換すべきですか？
フュージョン プログライドとプロシールド替刃は、どれも最長1か月まで使用できます。*替刃の消費データに基づく使用可能期間。ジレット調べ。ヒゲの濃さ、使用頻度、使用法などによって異なりますが、スムーサーの色が白っぽくなったら交換時期の目安です。
引用：よくあるご質問｜ジレット
シックは平均2～3週間毎またはジェルの色で判断する
シックの替刃交換時期は、平均で2～3週間程度を目安にしています。また、カミソリ上部についているジェルが薄くなったり、完全になくなってしまった場合も交換の目安にしています。
替刃の寿命は髭の濃さや硬さ、剃り方によって様々ですが、 平均して2〜3週間ごとの替刃交換が目安です。 例えば「シック ハイドロシリーズ」ならカミソリ上部についたジェルプールが薄くなってきたら替刃交換の目安です。
フェザーはメーカーとしての推奨交換時期は設けていない
フェザーの替刃交換時期は、メーカーとしてはとくに設けておらず、ユーザーに任せているようです。目安としては、ユーザー自身が切れにくい、引っかかると感じたら交換するように案内していますね。
Q.替刃は、どの程度で交換すればよいですか？（交換する際の目安など）
A.替刃の交換頻度は、個々のお客様のヒゲの状態（濃淡や本数、面積）や、使用されているシェービング剤（石鹸、フォーム、ジェル）、またその折の季節など他の様々な要因にも左右されるため、一律に何回ご使用で交換するということを明確にお応えするのは難しいです。
その為、参考として、通常切れが悪くなると、ヒゲが切れずに刃に引っかかる感じがし、引っかかったヒゲが引っ張られる事により、肌に痛みを感じられるので、それを交換の目安にしていただくようご案内しています。（力を入れずに軽く剃った場合に、上記の事が感じられるかと思いますが、そう感じられる前に交換して頂くのが理想です）
引用：よくあるご質問｜フェザー
貝印の目安は2週間を推奨
貝印の替刃交換時期は、2週間を目安にしています。
カミソリ替刃の交換時期
ヒゲの太さ、密度、硬さ、シェービングの頻度など、条件がさまざま異なるので、一概に正解とは言い切れませんが、貝印では「2週間」を目安に替刃交換を推奨しています。
条件により替刃の寿命は変わるため目安程度にとどめておく
各メーカーのサイトにも書いてある通り、使用者の髭の濃さや範囲、使用頻度や使用するシェービング剤、季節や気温により、T字カミソリの寿命は大きく変わります。
よって、あくまで参考程度にとどめておきましょう。メーカーが2週間だからといって、まだまだ使える替刃を捨ててしまうのはもったいないですし、環境にもよくないですからね。
当サイトでおすすめする替刃交換時期の判断方法
当サイトでおすすめする交換時期の見分け方を紹介します。・・・と言っても、すごく当たり前の事です。
切れ味で判断する
そう、これだけなんです。結局、同じ商品を使っていても人により寿命が異なりますので、交換時期はあってないようなものです。なので、使っていて切れ味が悪いと思ったら交換しましょう。
- 剃る時に髭が肌に引っかかりやすくなった
- 髭剃り後にヒリヒリしやすくなった
- 何度も往復しないと綺麗に剃れなくなった
- 剃った後に肌を触るといつもよりザラザラする
- 替刃の見た目が明らかに傷んでいる
以上のような感じですね。もちろん、切れないと感じてもまだまだ使えると思ったら使用してもいいですが、あとは財布と相談ですね。ちなみに、ニオイや錆びはとくにチェックする必要はないです。
別にニオイがあっても良く切れるなら使っても問題ありませんし、錆びも刃先が錆びてない限りは問題ありません。刃先が錆びれば明らかに切れ味が落ちますので、チェック前に気づくものですから。
T字カミソリの替刃を長持ちさせるコツ
ここまで読んでいただいた方は、「交換時期はわかったけど、替刃を長持ちさせる方法とかないの？」と思った人多いのではないでしょうか。ありますよ！替刃を長持ちさせるコツ。
テクニックは5つほどありますので、1つずつ紹介しましょう。
【１】剃る前に顔の余分な汚れを落とす
ほとんどの人は朝起きて髭を剃ると思いますので問題ないと思いますが、顔に汚れやホコリが付着したまま髭を剃ると、刃が傷みやすくなります。
髭以外のゴミやホコリで刃を傷めないように、剃る前はしっかりと顔を洗いましょう。この準備の事をプレシェービングと言います。
【２】剃る前に髭を柔らかくする
時間に余裕のある人しかできませんが、剃る前に髭を柔らかくする事で、替刃の寿命を延ばすことができます。包丁に例えると、豆腐を100回切るのと魚を100回切るのでは、刃の負担が全然違いますよね。
カミソリの刃も同じで、なるべく髭を柔らかくしてからシェービングすることで、替刃への負担を減らすことができます。
髭を柔らかくする方法は、シェービング前にしっかりとジェルおよびシェービングフォームを馴染ませることや、蒸しタオルを1-3分程度当てます。
蒸しタオルの作り方は、熱湯にくぐらせたタオルを軽く絞るか、水にくぐらせて軽く絞った状態でレンジに入れ、1-2分加熱すればできあがります。
以上のように、髭を極限まで柔らかくする事で刃の負担を減らし、T字カミソリの替刃を長持ちさせることができます。
【３】使用後はぬるま湯でよく洗い目詰まりがないか確認する
T字カミソリは、使用後にしっかりと洗いましょう。適当に前後左右に振って水気を切って保管・・・ではいけません。しっかりと汚れが落ちているか目視で確認し、髭のカスやジェルが目詰まりしていないかチェックしましょう。
そして、洗う時はなるべくぬるま湯を使った方が、汚れが落ちやすいです。ただし熱湯はNGです。替刃についているジェルが溶けだしたり、プラスチックのパーツが傷んでしまいますからね。
【４】湿気の少ない場所で保管する
T字カミソリを保管する場所はお風呂場や洗面所が一般的ですが、お風呂場はNGです。湿気のある場所に保管すると、刃はすぐに傷んで切れ味が落ちます。
保管する場所はなるべく湿気が少ない場所で、風通しの良い場所がベストですね。なので、洗った後すぐにケースにしまうというのもダメです。
お風呂場に置いている人は、すぐにでも洗面台の水がかからない場所に移動させましょう。
【５】T字カミソリ専用のクリーナーを使うのもアリ
切れなくなった替刃を切れるようにする”砥石”や”研ぎ器”ではありませんが、T字カミソリ専用のクリーナーが販売されています。
新品の状態から使用後にクリーナーで手入れをしてあげると、通常の3～5倍ほど寿命が延びるようですね。研いでいるわけじゃないので、砥石ではありません。
また、クリーニングするたびにシェービングジェルも使用するので、うまく使わないとジェル代が高くついてしまいますね。
商品の中ではレイザーピットやブレードテックが有名で良く売れています。レビューも高評価です。それほど高い商品でもないので、興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。
2本を交互に使うのはNG
サラリーマンの方であれば、スーツのパンツや靴をローテーションして、寿命を延ばす事ができるテクニックをご存知だと思います。でも、このテクニックはT字カミソリおよび刃物においては使えません。
そもそも靴やスーツを毎日履くと傷みやすい理由は、1日目で吸ってしまった汗が乾かないうちに再度使用する事で、型崩れや負担が大きくなるからです。
T字カミソリの替刃は刃物になるので関係がありません。逆に2本同時に開封して使用すると、湿気による劣化や酸化スピードも速まり、余計に寿命が縮まります。1本ずつ使用するようにしましょう。
その他、T字カミソリの正しい手入れ方法や洗い方をマスターすれば、もっともっと長持ちさせることができますよ。
まとめ
T字カミソリの替刃交換時期や、長持ちさせる方法を紹介しました。すべて実践するのはさすがに難しいので、できる事だけ取り入れてちょっとでも寿命を延ばしてあげるのが良いと思いますよ。
僕自身は毎日剃ってない事や電動シェーバーを使う事があったりしますので、だいたい6ヶ月～1年くらいは使い続ける事があります。
一般的に一番多いのは2～3ヶ月に1回交換する人みたいですね。とあるアンケートでは、30％くらいを占めていたようです。
長持ちさせるコツやテクニックは、しっかり洗ってしっかり乾かして湿気の少ない場所に保管！が大前提というか、一番大切です。
替刃の交換頻度によっては年間コストが数千円も違ってくることがありますので、なるべく長く使えるように意識しましょう。
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