今回レビューするT字カミソリは、ジレットのフュージョンシリーズからプログライド(パワー)を紹介したいと思います。ジレットのT字カミソリでパワーと付くのは、振動する電動タイプになります。
ブルブルと振動しながら剃るため、摩擦抵抗が抑えられて肌荒れしにくいみたいですね。ただ、本当に振動するだけでそんなに剃り味が変わるのか…?と思いますよね。
そんな疑問を少しでも解決できるように、実際に使用してみて感じた剃り心地や深剃り性能など、詳細にレビューしていきます!今回紹介するのは、下記の替刃1個付で800円の商品です。
ジレット|フュージョンプログライド(パワー)の評価
ジレット|フュージョンプログライド(パワー)の評価 | |
肌へのやさしさ | |
深剃り性能 | |
鼻の下の剃りやすさ | |
フェイスライン(アゴ)の剃りやすさ | |
剃りごこち | |
おすすめ度 |
フュージョンプログライド(パワー)の振動機能は、スマホのバイブレーションと同じですね。スマホだとブーッブーッとリズムがありますが、T字カミソリの振動はブーーーとずっと振動し続けています。
肝心の評価ですが、控えめに言っても素晴らしい!と言えます。深剃り性能と肌へのやさしさはトップクラスだと感じました。
剃れないT字カミソリの刃は髭に引っかることがあります。引っかかって髭を無意味に引っ張ってしまったり、抵抗が強すぎて皮膚ごと剃ってしまったり・・・
でも、プログライドパワーは振動することで摩擦が抑えられ、抵抗が極限まで減らされます。本当に抵抗なくスススっと刃が通るんです。これはスイッチを切った状態と比較しても明らかに違いがわかりますよ。
振動によりマニュアルタイプ以上の深剃りを実現!
マイクロスコープで撮影した写真になります。ジレットの5枚刃テクノロジーにより、しっかりと1枚目の刃が髭を引っ張り2枚目以降の刃が肌の奥に埋まった髭をカットしてくれますので、剃ったあとの肌はツルツルです。
ただ、相変わらず鼻の下はちょっと剃りにくいですね。横剃りしようとするとフレームが邪魔で綺麗に剃れません。アゴのラインの処理は、フレックスボールによる前後左右の首振り機能で、とても剃りやすくなっています。
正直、振動タイプは半信半疑というか、わりと疑いの目で見てましたが、使ってみて考えが変わりました。振動するパワータイプのT字カミソリは、肌への負担が少なくて深剃りができますよ。
フュージョンプログライド(パワー)のデメリット
使用する中でいくつかデメリットが見えてきましたので、紹介しますね。
剃り心地はあまりよくない
剃り心地なんですが、あんまりよくないですね。というのも、振動によってジレットの爽快な剃り心地が、全部かき消されてしまうんです。
ショリショリという気持ちの良い剃り心地を求めるなら、振動するパワータイプは向いてないかもしれません。
お風呂場に置くことはできない
よく見ると防水用のゴムパッキンがあるので多少の水は問題ない
乾電池を入れて使用するため、湿気に弱いです。一応防水機能は備わっていますが、防水キャップを見る限りそれほど優秀ではありません。防水性能を表す等級のIPも表記されていませんしね。
湯船にポチャンと落としたらアウトですし、風呂場に置いておくと湿気ですぐに故障するでしょう。ジレットの公式FAQにも、風呂場で使えるけど湯舟や水には入れるなと書いてあります。
通常のT字カミソリと同じようには扱ってしまってはすぐ壊れますので、小型家電という認識で使う必要があります。洗う時も、水の中に入れてジャブジャブ洗う事はできません。
とくに、お尻の方から電池を入れるようになっていますので、あまり水をかけないほうがいいですね。
電池交換が面倒
フュージョンプログライド(パワー)は電動タイプなので、電池切れの際には電池を交換する必要があります。これが地味に面倒だったりします。
ただ、電池が切れた場合はパワータイプではなくマニュアルタイプ(普通のT字カミソリ)として使用できますので、それほど問題ではないですね。また、電池交換は面倒ですが、交換作業自体はお尻のキャップを外して入れるだけなので簡単ですよ。
マニュアルタイプより一回り大きくて重たい
画像でもわかりますが、電池式ではないマニュアルタイプと比べると、電池を入れるスペースが必要になるため、本体はひとまわりくらい大きいです。
重さも54グラムになり、ジレットのマニュアルタイプより4-5グラムくらい重たくなっています。慣れないうちは若干使いにくいと感じるかもしれません。
振動機能の寿命は短い
振動機能の寿命はホルダーより先にくると思います。普通のホルダーも、フレックスボール部分が壊れたり、刃をセットするところが経年劣化で割れたりしていつかは壊れます。
でも、機械部分はそれよりも早く壊れるでしょう。電子部品なのである程度は仕方がないですね。
フュージョンプログライド(パワー)のメリット
深剃り性能や肌へのやさしさ以外で、メリットに感じたことを紹介します。
振動しながら洗う事で目詰まりしにくい
電源スイッチはオンにすると光る
ジレットの刃と刃のスキマはかなり狭いので、髭とシェービングジェルなどが詰まりやすいです。でも、パワータイプであれば振動により汚れがとても落ちやすいので、使用後の手入れがラクです。
メガネの超音波洗浄をイメージしてもらえるとわかりやすいですね。もちろん超音波洗浄ほど優秀ではないですが、振動させた場合は明らかに汚れが落ちやすかったです。
振動機能が壊れてもマニュアルタイプとして使える
デメリット面でもちょっと触れましたが、もし振動機能が早々と壊れてしまったとしても、ちょっと重ためのジレット、フュージョンプログライド、マニュアルタイプとして使うことができます。
マニュアルタイプもパワータイプも替刃は互換性がありますので、すぐに壊れちゃってもそれほど残念には感じないと思いますよ。
プログライド(パワー)は深剃り&肌への優しさを求めるならイチオシのT字カミソリ!
ジレット|フュージョンプログライド(パワー)の情報 | |
刃の枚数 | 5枚+1枚 |
替刃の価格(1個単位) | 450円 |
重さ | 54グラム |
補足 | 振動機能付き |
ジレットのフュージョンシリーズより、プログライド(パワー)を紹介しました。個人的なランキングでは、トップ3に入るくらいの剃り心地と深剃り性能ですね。
替刃の価格は平均450円とちょっと高いですが、マニュアルタイプも互換性がありますので、あえてパワーのパッケージの替刃を買う必要はありません。まぁそれでも400円くらいはしますが…
ただ、高い替刃でも見合った性能だと感じますので、素直におすすめできるT字カミソリです。肌に優しく深剃りできるT字カミソリをお探しなら、ぜひ一度お試しください。
コスパ最強の替刃と当サイトのT字カミソリランキング
当サイトでは、20本以上で比較したT字カミソリおすすめランキングを公開中です。
替刃についても、各メーカーやシリーズの価格を比較し、コストパフォーマンスに優れた商品をランキングにして紹介しています。ぜひチェックしてみてください!